ルイ・ヴィトン、「THE LOUIS」を上海で公開

 

ルイ・ヴィトンは、上海にて特別なポップアップ「The Louis」を公開。南京西路のHKRI太古匯ショッピングモールに停泊する、全長114メートル・高さ30メートルのクルーズ船を模した構造物だ。外観はメタリックなモノグラムで覆われ、メゾンの旅の精神と上海の港町らしさを象徴する。全体で1,600㎡に及ぶ空間は、2025年6月18日から7月21日まで一般公開される。

 

 

内部は小売、カルチャー、ガストロノミーが融合。1階と2階ではOMA(重松象平)と共同制作した「Visionary Journeys」展を開催。トランク、香水、書籍、スポーツアーカイブなどルイ・ヴィトンの職人技が堪能でき、来場者は職人の作業を間近で見ることができる。3階にはレオナルド・ザンブリノとゾーイ・ジョウが監修するLe Café Louis Vuittonが入り、モノグラム餃子、鯛のカルパッチョ、特製デザートなど東西融合のメニューを提供。

 

このポップアップは、単なる店舗を超えた没入型の体験を通して、ルイ・ヴィトンが中国市場で掲げるラグジュアリーブランドの新戦略を体現するもの。WeChatでの予約制で入場無料。物語性と感情を重視した空間演出は、経済減速下でも顧客とのつながりを再活性化する力を持っている。