MONCLER X RICK OWENS
モンクレールはリック・オウエンスとの創造的な対話を継続し、2026年春夏コレクションを発表した。
本コレクションは、両者の協業の中で初めて、夏に特化したワードローブに焦点を当てている。
高温下での着用や移動を前提とし、建築的な厳格さと自然の開放感を融合させた「ブルコリック」という概念が、軽量でありながら構築的なシルエットとして表現されている。
コレクションはジェンダーレスな視点を採用し、リック・オウエンス特有のプロポーションで構成されている。
テクニカルナイロンのウインドブレーカー、柔らかなレザー、ワイドショーツ、アシンメトリーなスカート、空気を含むレイヤーが、動きやすさを軸とした装いを形成する。
トレイルグリップ・メガレースのシューズが機能性を補完し、カラーはブラック、風合いのあるオリーブ、鮮烈なコーネリアンレッドが用いられている。
すべてのアイテムはモンクレールの技術的な基準を保ちながら、リック・オウエンスの過激な美学を体現している。
ビジュアルはこのプロジェクトの重要な要素となっている。写真家ユルゲン・テラーによって撮影されたキャンペーンでは、リック・オウエンスとミシェル・ラミーが自然の風景の中に登場し、従来のラグジュアリーの演出から距離を取っている。
衣服は装飾ではなく、光や風、空間に対応するための存在として描かれ、身体の延長としての衣服という思想が強調されている。
この視点は、リック・オウエンスの直感的な世界観と、機能的な現代ファッションを押し広げようとするモンクレールの姿勢と重なっている。


