マーティン・パー ジュ・ド・ポームにて「GLOBAL WARNING」
パリの文化施設 Jeu de Paume では、英国人写真家 Martin Parr による大規模回顧展「Martin Parr. Global Warning」が開催されている。
会場はパリ1区、コンコルド広場1番地に位置し、初期作品から最新シリーズに至るまで、50年以上にわたる創作を振り返る内容となっている。
約180点の作品を通して、現代社会の過剰や矛盾を鋭く、そしてしばしばアイロニカルに描き出す。
本展は2026年5月24日まで開催される。「Global Warning」は、消費社会、大量観光、日常生活の不条理、そして変化する社会風景といった、パーの作品を象徴するテーマを浮き彫りにする。
鮮やかな色彩と緻密なディテールに満ちた写真は、ユーモアと洞察を併せ持つ独自の世界観を提示する。
展示構成は彼の視点の変遷を強調し、個人的視点とグローバルな視野を結びつける詩的かつ批評的な物語を形成している。
この展覧会は単なる回顧展にとどまらず、現代視覚文化におけるパーの影響力を明確に示すものでもある。
ジュ・ド・ポームという歴史ある空間で展開されることで、「Global Warning」は観客に私たちの習慣や欲望、そして過剰について再考を促す。
風刺と優しさ、視覚的ユーモアと社会的観察が交差する本展は、現代世界を映し出す鮮やかな肖像である。


