ドリス・ブリンナー パリで探るコスモポリタンなエレガンス
ソザビーズ・パリは、20世紀を象徴するコスモポリタンなエレガンスの存在であったドリス・ブリンナーに焦点を当てた特別展を、オートクチュール・ファッションウィークの期間に開催する。
2026年1月23日から26日まで行われる本展は、時代や文化を越えて洗練されたスタイルを築いた一人の女性の私的かつ芸術的な世界へと観客を導く。
国際オークションに先立って企画されたこの展示は、娘のヴィクトリア・ブリンナーとソザビーズの協力のもと、その美意識と生き方を紐解いていく。
会場には希少なジュエリー、オートクチュールのドレス、アート作品が並び、ファッションと社交の歴史が交差する豊かな構成が展開される。
オードリー・ヘプバーンが所有していたブルガリのブローチや、エリザベス・テイラーから贈られたダイヤモンド、インゲ・モラートが撮影したクリストバル・バレンシアガの象牙色のイブニングドレスなどが展示される。
さらにジョン・ガリアーノやカール・ラガーフェルドのスケッチが加わり、ドリス・ブリンナーを取り巻いた創造的な影響の広がりを示している。
本展は単なる貴重品の展示にとどまらず、パリとハリウッドを行き来しながら独自の美学を築いた一人の女性の軌跡を描き出す。
1931年にザグレブで生まれ、チリで育ち、1950年代にフランスへ移住したドリス・ブリンナーは、フランク・シナトラやエリザベス・テイラーと親交を結び、ピエール・カルダンをはじめとするデザイナーたちと協働してきた。
エレガンスとファッションが個人史と交錯する様子を、本展は文化的視点から浮かび上がらせている。