ココ・シャネルがリヴィエラに登場 NMNMで「狂乱の時代」展開催

 

モナコ新国立美術館(NMNM)のヴィラ・パロマで開催されている「ココ・シャネルの狂乱の時代」展は、1920年代のフレンチ・リヴィエラにおけるガブリエル・シャネルの創造性を紹介します。キュレーターのセリア・ベルナスコーニによる企画、クリストフ・マルタンの舞台美術、クロエ・ロワイエの現代作品を交え、ファッションと美術の独自の対話を生み出しています。展示には、30点のオートクチュール作品やアクセサリー、ピカソ、ヴァン・ドンゲン、ロランサン、ゴンチャロワ、ドローネー、コクトーなどの芸術作品40点、さらにはマン・レイやスティーケンの写真を含む200点以上の品々が並びます。

 

 

展覧会は大きく三つのテーマに分かれています。マリンスタイルのプレタポルテによる屋外のライフスタイル、バレエ・リュスやスラブ文化の影響、そしてモンテカルロのブティック、グラースでの香水「No.5」の誕生、ラ・ポーザ邸を背景にした「リヴィエラ・スタイル」の誕生です。これらを通じて、シャネルがいかに自由でエレガントかつモダンな新しい女性像を築いたかが示されています。

 

 

展覧会は2025年10月5日まで開催され、ガイド付きツアーや文化プログラムも用意されており、地中海を望む劇的なロケーションで作品を鑑賞できます。入場料は4ユーロ(割引)から6ユーロで、日曜日は無料です。